2011-04-02から1日間の記事一覧

藤原暹著『江戸時代における「科学的自然観」の研究』(5)

第二章第二節第一項では、司馬江漢と並んで地動説を流布した特異な無神論的思想家・山片蟠桃の『夢の代』を考察します。その自然観の中心となる天体論では、志筑忠雄の『暦象新書』をもとに、太陽を中心に五星が回転する地動説の大系は、太陽の引力の作用に…