七友会だより27号

岩手大学人文社会科学部同窓会の会報「七友会だより」第27号が届きました。本年度は同窓会設立30周年記念行事にむけて会員住所の把握に努めているので、情報をお寄せ下さいとのことです。日本学研究会の関係者では前環境科学課程教授の井上隆義先生の寄稿「24年間を振り返って」が掲載されておりますので、その一部を引用紹介させていただきます。
「人文社会科学部では「総合化」と「専門深化」をめぐって絶えず議論がなされてきた。学問の細分化に対する深い反省という時代の要請を受けてこの学部を創ったからには、私は総合化の実を示すことなしには本学部の存在価値はないと思っている。目先の社会的ニーズに応え、地域に貢献することも大事かも知れないが、人文社会科学部には現代の基本的な諸課題について哲学的・思想的根底を感じさせる真に総合的な研究の成果が期待されているのではないだろうか。」(井上隆義「24年間を振り返って」『七友会だより』第27号、平成20年9月18日)