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宗教研究357号(特集:宗教批判の諸相)


jrs357日本宗教学会編『宗教研究』第357号(第82巻第2輯、2008年9月30日発行)は、「宗教批判の諸相」を特集して、島薗進「宗教学の成立と宗教批判――富永仲基・ヒューム・ニーチェ」、藤田正勝「宗教についての思索と宗教批判――西田幾多郎の思想を手がかりに」、磯前順一「〈日本宗教史〉を脱臼させる――研究史読解の一試論」など論文16本、書評7本を収録しています。このうち磯前論文では、日本宗教史の研究が「宗教学や歴史学だけでなく、社会学、人類学、神道学、仏教学、神学、民俗学など、様々な研究分野が交差するなかで究明されるべき主題」であり、これまで諸分野において「西洋的な宗教概念の異化」が試みられてきたこと、今後の議論は自己の肯定や称揚に終始せず、日本宗教史さらには宗教という言説の掘り崩しに向かっていくべきことが提唱されています。