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SAPIOの昭和天皇特集

 昭和天皇崩御から今年で20年にあたり、小学館の国際情報誌『サピオ』2/11・18合併号は「昭和天皇と私たち日本人の幸福な日々」を特集。
「当時は東宮御学問所というのがあって、総裁東郷平八郎を筆頭に杉浦重剛の倫理、白鳥庫吉の歴史など、明治の錚々たる教授陣から文字通り帝王学を学ばれたはずです」(寛仁親王「『公平無私の上御一人は私たちにとって命がけでお守りする存在でした』)。
昭和天皇戦争と平和という2つの時代を生き、その2つの時代の「ねじれ」を一身に背負い、埋めようとされた。このことは昭和天皇以外、誰にもできることではなかった」(松本健一「国民の心を抱きとめ、慈しみ、祈る『記憶の王』昭和天皇の『畏るべき』姿」)。
「終戦当時、昭和天皇は、
爆撃にたふれゆく民の上をおもひいくさとめけり身はいかならむとも 
という形で発表しておられた。しかし、その形に不満足であった天皇は、最後の病床の中でもなお推敲を続けられたのであった。
身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて
 この形が結構ですと私が言うと、徳川〔義寛、侍従長〕さんはほっと安心した様子で帰られた」(岡野弘彦「御製1万首に打ち響く歌人天皇の『おもひ』と『しらべ』)。