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田口祐子「現代における安産祈願の実態とその背景」


 田口祐子氏の論文「現代における安産祈願の実態とその背景」(『神道宗教』第220・221号、神道宗教学会、平成23年1月、107〜129頁)を興味深く読みました。
 東京都内の神社へのインタビューと、メディア(育児雑誌やインターネットの育児サイト)の分析をもとに、安産祈願に霊験があるとされる特定神社に参拝が集中していること、以前は別々におこなわれていた社寺への参拝(祈願)と妊娠五か月目の戌の日に腹帯を締め始めることが、現在は結びついていること、腹帯の形態や祝われ方の変化などで失われた呪術性を社寺から得ようとしている背景について考察しています。