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W. G. アストン『神道』について(3)


 『日本神道論』の巻頭にはアストンの肖像の図版、訳者の一人・芝野六助宛の手紙(1908年〔明治41〕6月26日)の図版と訳文、翻訳神道にアストンが寄せた序文(1909年〔明治42〕2月1日)の図版と訳文が掲載されています。
 芝野宛「原著者からの手紙」でアストンは、「私は此の翻訳があなたに取つて甚だ有利な御企とは考へませぬ。随つてあなたに対し、何等煩しい条件を設けることは欲しませぬ。もしあなたが適当だと思召すならば御随意に翻訳を出版せられてよろしう御座います。」と書いています。
 また「翻訳神道に対する原著者の序文」では、「此の機会に於て、余は大学者本居平田に対して熱烈な讃辞と謝意とを表したい。彼等の最も該博な研究の援助が無かつたならば、余の「神道」が、尚更不完全なものと成り了つたことであろうと思ふのである。」と述べています。