『弘前市鬼沢 鬼神社の信仰と民俗』

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 山田嚴子編『弘前市鬼沢 鬼神社の信仰と民俗』(弘前大学人文学部文化財論講座、平成26年3月31日発行、A4判、98頁)を、日本民俗学会第66回年会・第7回実行委員会(9月27日、岩手県立大学アイーナキャンパス)の際に、山田先生より頂戴しました。お心遣いに感謝申し上げます。

 平成25年度研究プロジェクト「岩木山麓の鬼信仰と鬼神社奉納品の保存」に関連した調査のうち、奉納絵馬額、民俗、奉納品の保存に関する調査報告書で、目次は次の通りです。

1 調査の目的と調査経過(関根達人/山田嚴子)……1

2 はじめに(山田嚴子)……2

3 口絵……5

4 美術編 鬼神社の奉納絵馬額について(須藤弘敏)……6

5 民俗編 鬼沢の民俗(弘前大学民俗学実習履修学生編)……12

6 保存処理編 奉納品の保存処理(片岡太郎)……92

 このうち民俗編は、社会生活(村、家と家の関係、家)、人生儀礼(婚姻、産育、葬制)、生業(農業、商店、諸職、出稼ぎ、交通・交易)、衣食住(衣、食、住)、年中行事(正月の行事、春・夏の行事、盆の行事、秋・冬の行事)、信仰(鬼神社、その他の神社、寺社の巡拝、寺院と庵寺、民間宗教者、近隣で祀る神仏、家で祀る神仏、俗信)、芸能(獅子踊・神楽、遊戯・娯楽)、口承文芸(伝説、世間話)の8章で構成されています。