『明治天皇御年譜 改訂版』


 明治神宮社務所より『明治天皇御年譜 改訂版』(阪本是丸監修、明治神宮国際文化研究所編、明治神宮発行、平成25年7月30日、B5判上製、箱入、140頁)を御寄贈戴きました。厚く御礼申し上げます。
 昨年が御祭神明治天皇百年祭にあたり、五十年祭を記念して編纂された『明治天皇御年譜』(藤井貞文編、昭和38年発行)を改訂したものです。
 50年前の御年譜が編まれた当時は『明治天皇紀』も未刊であり御労苦が偲ばれますが、今回の改訂版も決して容易な事業ではなく、その後の公刊資料をもとに相当な努力のもとに編集がなされたことが伝わって参ります。
 明治天皇崩御(明治45年・1912)、昭憲皇太后崩御(大正3年・1914)、明治神宮鎮座(大正9年・1920)より約1世紀を経た現在ですが、明治神宮両御祭神への敬愛の念の淵源が御生涯における種々の御聖徳に存することは申すまでもなく、御年譜は明治の大御代の歩みを簡便に辿ることができる貴重な刊行物と思われます。