橋内武「長崎の教会群――その歴史的背景とツーリズム」

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 橋内武先生より、玉稿「長崎の教会群――その歴史的背景とツーリズム」(『桃山学院大学総合研究所紀要』第41巻第1号抜刷、2015年7月、213~241頁)を頂戴しました。お心遣い誠に有難うございます。

 「Ⅰ. はじめに」「Ⅱ. 長崎の教会群――その地理的・歴史的背景」「Ⅲ. 長崎県カトリック教会――地理的分布と教会建築史」「Ⅳ. フランス人宣教師」「Ⅴ. 日本人の棟梁建築家・鉄川与助」「Ⅵ. 西洋の教会建築と日本の伝統工法・技法の融合」「Ⅶ. 『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』の世界遺産化」「Ⅷ. 世界遺産化とツーリズムの諸問題」「Ⅸ. まとめと結論」の10章構成となっています。

 長崎のカトリック史を振り返り、五島の教会群が成立した歴史的背景を踏まえつつ、教会建築の特色やフランス人宣教師ド・ロ神父らと日本人棟梁・鉄川与助の交流を示し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」についてツーリズムの観点から提言を行っています。

 橋内先生は今秋も岩手大学シニアカレッジに参加の途中に一関に立ち寄られ、市内の教会見学をご一緒させて戴く予定です。

 藤原暹先生とのご縁による交流が続いておりますことに、改めて感謝申し上げます。