2011-03-31から1日間の記事一覧

藤原暹著『江戸時代における「科学的自然観」の研究』(4)

第二章第一節では司馬江漢とその継承者・片山松斎の自然観を考察します。 下級武士であった片山松斎は50代に江漢の天文窮理学(地動説)を受けつぎ、仏教的須弥山中心の自然観を退け、水火二気によって天体・地球の諸現象を統一的に把握するとともに、「悟り…