2009-01-01から1年間の記事一覧

藤原暹先生逝去のお知らせ

藤原暹先生は五月中旬より体調を崩され、六月下旬武蔵村山病院に入院、腹膜偽粘液腫という難病であることが判明し、あらゆる医療が施されましたが、七月十二日より容態が急変、十四日午前九時五十分、享年満七十五歳で逝去されました。葬儀は十六日に身内で…

会報(6月5日号)発行

『日本学研究会会報』2009年6月5日号が発行となりました。「春の研究会報告」「近況報告」「連絡事項」などを収録しております。藤原先生が5月中旬より体調を崩されたため(目下回復中)、塚本さんが編集を担当しました。

日本学研究会携帯サイトを開設

日本学研究会のモバイルページを開設しました。 従来のパソコンサイト、ブログとともに、藤原暹先生を中心とした日本学の研究交流に活用できれば幸いです。 ご覧になる方は、写真のQRコードからアクセスして下さい。知人、教え子のみなさんはじめ、活動に関…

「祭礼を彩る動物」フォーラム(7月18日・國學院大學)

國學院大學伝統文化リサーチセンター・神社祭礼に見るモノと心グループフォーラム「祭礼を彩る動物」が、平成21年7月18日(土)13時より、國學院大學学術メディアセンター棟・常盤松ホールで開催されます。詳しくは國學院大學研究開発推進機構にお問い合わせ…

神道宗教学会6月例会

神道宗教学会(國學院大學神道文化学部資料室内)より、平成21年度第1回例会を下記の通り開催の旨、連絡を受領しました。 日時:平成21年6月27日(土)13:00〜15:00 場所:國學院大學若木タワー5階 大学院504演習室 発表者:平野孝國氏(新潟大学名誉教授)…

今井昭彦「忠霊塔建設に関する考察」

今井昭彦先生(埼玉県立川本高校教諭、国立歴史民俗博物館共同研究員)より「忠霊塔建設に関する考察――その敗戦までの経緯」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第147集、2008年12月)の抜刷を先月受領しました。戦死者の魂(カミ)を祀る忠魂碑と遺骨(ホトケ…

第10回日本学研究会を開催

日本学研究会(代表=藤原暹・岩手大学名誉教授)の春季研究会が5月9日(土)、昨春に引き続き御嶽神明社を会場に開催され、県内外より13名が参集しました。今回は「岩手県南・宮城県北の先人たち」をテーマに、「明治神宮聖徳記念絵画館考――中里介山の北蓮…

第23回慰霊と追悼研究会(國學院大學)

國學院大學研究開発推進センター「招魂と慰霊の系譜に関する基礎的研究」事業、第23回研究会(慰霊と追悼研究会)を、下記のように開催致します。皆様のご参加を心からお待ちしております。 記 日時 平成21年4月25日(土)15:00〜17:00(予定) 場所 國學…

刑部芳則「鹿鳴館時代の女子華族と洋装化」「まぼろしの大蔵省印刷局肖像写真」

刑部芳則氏(中央大学大学院)より先月、「鹿鳴館時代の女子華族と洋装化」(『風俗史学』37号、2007年3月)と「まぼろしの大蔵省印刷局肖像写真--明治天皇への献上写真を中心に」(『中央大学大学院研究年報・文学研究科』38号、2009年2月)…

平成21年春の日本学研究会(5/8−9・岩手花泉)

昨年に続き、春の研究会を以下のように計画しています。 昨年はやや盛り沢山な計画で反省もしています。本年は出来るだけ懇談時間を考えて実施致したくご案内を申し上げます。皆さまのご意向をお知らせください。 期間 平成21年5月8日(金)〜9日(土) …

第3回国際神道文化研究会(4/18・明治神宮)

第3回国際神道文化研究会のご案内テーマ●『ドイツ人の日本観-明治・大正期在日ドイツ人研究者の著書から-』講師●サーラ・スヴェン(上智大学准教授・ドイツ東洋文化研究協会副会長)趣旨●社会、政治、経済が革命的に変化していった近代日本。 その激動の時代…

『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』第3号

平成21年3月発行の『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』第3号を受領。同センターの研究プロジェクトの成果を中心に、9本の論考を掲載。目次は、津田勉「招魂社の発生--靖国神社・護国神社の淵源を求めて」、佐藤一伯「近代東京の神社創建と慰霊…

一升餅のお祝い(御嶽神明社)

本会事務局である岩手県一関市花泉町鎮座の御嶽神明社にて5日、例祭を奉祝して一升餅の祝いが初めて開催され、1歳児9名が一升の鏡餅を背負って拝殿を参進しました。地域の伝統行事の保存・振興の一環として佐藤教昭宮司は恒例行事にしたい考えです。

事務局の岩手移転

事務局員が岩手県一関市花泉町鎮座・御嶽神明社に着任しました。 今後とも宜しくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

事務局通信2009.3

3月3日 藤原先生に書翰。事務局移転とHP・ブログのアドレス変更日程お知らせ。 3月4日 藤原先生より会報春号と書翰(事務局移転の件、首都圏連絡所の件、春の小研究会の件、北蓮蔵・中里介山関係の助言など)受領。 3月5日 藤原先生への返信を投函。HPと…

「鎮守の森」の植生景観と地域社会(明治聖徳記念学会第47回例会)

3月28日(土)13:30〜15:00、明治神宮社務所講堂にて、明治聖徳記念学会第47回例会が開催され、畔上直樹氏(首都大学東京大学院/東京都立大学 助教)が「『鎮守の森』の植生景観と地域社会――明治初〜末年における多摩地域の事例を素材に」と題して講演(司…

送別会のお礼(2)

3月24日の國學院大學研究開発推進センター(阪本センター長)、28日の友の会(福徳会長)など、公私にわたり暖かいご指導と交流を頂戴した皆様に、懇親会へのお招きをいただき、有難うございました。東京での18年の生活で頂戴した数々の御恩への感謝は言葉に…

第26回 鈴屋学会大会

鈴屋学会事務局(本居宣長記念館内)より、きたる4月18日(土)・19日(日)開催の第26回大会の案内を受領。18日(土)14:00より松阪市産業振興センターで公開講演会(山口佳紀・聖心女子大学教授「『古事記』歌謡の解釈を目指して」)、および総会・懇親会…

安蘇谷ゼミ・修士論文中間発表

3月21日(土)、國學院大學学位授与式の日、午後4時より大学院演習室にて安蘇谷正彦先生のゼミが研究会を開催。瀬津隆彦氏(前期課程2年)が「九州沿岸に於ける海人とその信仰――響灘・玄界灘沿岸を中心に」と題し、今回は海人の定義について、先行研究を紹…

『いのち燃ゆ――乃木大将の生涯』

乃木神社・中央乃木會監修『いのち燃ゆ――乃木大将の生涯』(近代出版社、平成21年2月5日)を、近藤啓吾先生よりご紹介・恵贈戴きました。近藤先生の御手紙にいわく、「大将の苦悩と至誠の御生涯がよく記されてをり、近年とかくの雑言は一切触れてをらず、拝…

三都の会・3月特別例会

日本仏教の研究会・三都の会の3月特別例会が3月13日(金)午後2時より、二松学舎大学九段校舎で開催されました。報告内容は、菊池結(大正大学大学院博士後期課程)「渡辺海旭の社会事業と仏教」(コメンテーター:三浦周・大正大学綜合佛教研究所研究…

送別会のお礼

本日は、事務局の移転にあたり送別会を開いていただいた、岸川さん、戸浪さん、中村さん、平澤さん、宮本さん、有難うございました。(写真は承諾を戴いて掲載しております。)

ホームページとブログのアドレス変更について

日本学研究会事務局が、4月より東京から岩手に移転することになりました。これに伴って、ホームページとブログのアドレスが下記の通り変更となります。今のところ新旧アドレスに同内容を掲載しておりますが、従来のアドレスは4月2日をもって閉鎖し、3日以降…

平尾誠二『「日本型」思考法ではもう勝てない』

「型」文化シリーズの続き。平尾誠二『「日本型」思考法ではもう勝てない』(ダイアモンド社、2001年)は、河合隼雄・古田敦也・金井壽宏の三氏との対談集。各対談のタイトルは「スポーツも学問も日本では全部「型」にはめてきた」、「自分がやりやすい方法…

濱口惠俊編『日本社会とは何か』

「型」文化関連書の続きです。濱口惠俊編『日本社会とは何か――複雑系の視点から』(NHKブックス、1998年)は、国際日本文化研究センターの共同研究「日本型システムの編成原理」(平成7年4月〜9年3月)の成果を、一般読者用にまとめた報告書。『日本型モ…

慰霊碑をめぐる時空(第22回慰霊と追悼研究会)

2月28日(土)15:00〜、國學院大學研究開発推進センター第22回慰霊と追悼研究会に参加。時枝務氏(立正大学准教授)が「招魂碑をめぐる時空―群馬県高崎市頼政神社境内の忠魂碑の場合」と題して、高崎藩主の祀る頼政神社境内の「褒光招魂碑」をめぐって、具…

会報 平成21年春号

『日本学研究会会報』平成21年春号(2009.3.3)が発行となりました。藤原暹「Reform考」、近況報告(1.23〜2.26)、寄贈書寸評(前田勉『江戸後期の思想空間』)、連絡事項(事務局の岩手移転、春の研究会予定)を収録。

事務局通信2009.02

2月9日付 藤原先生より書翰。「リフォーム工事でいささか疲れましたが、四分の三位は終りました」。 2月11日付 藤原先生への返信で、宿題の北蓮蔵の絵画をめぐる問題など近況報告。 2月26日 藤原先生より電話、首藤様と連絡がとれた件。 2月28日付 藤原先生…

鎮守の森の景観復元と変容(明治聖徳記念学会例会)

明治聖徳記念学会第47回例会(公開研究会)が、下記の通り開催されます。記テーマ:鎮守の森の景観復元と変容についての地域史的分析―明治初年・多摩地域の事例を素材に(仮) 日時:平成21年3月28日(土)午後1時30分〜午後3時頃 場所:明治神宮社務所講堂 …

ドナルド・キーン『日本人の美意識』

日本最初の大衆文学を創出した十七世紀の元禄文学と、平安時代の宮廷文学とを、「型」と「個性」の視点で捉えたのが、ドナルド・キーン著(金関寿夫訳)『日本人の美意識』(中央公論社、1990年)所収の「日本文学における個性と型」というエッセイです。井…