2022-01-01から1年間の記事一覧

骨寺村荘園遺跡・一関本寺の農村景観と一関・平泉のもち食文化――一関と周辺の熊野信仰(2)

骨寺村荘園遺跡・一関本寺の農村景観と一関・平泉のもち食文化について、吉田敏弘『絵図と景観が語る骨寺村の歴史――中世の風景が残る村とその魅力』(仙台・本の森、2008年)と、世嬉の一酒造『一関・平泉 おもちのはなし』をもとに考えてみたいと思います、…

『私が選ぶ国書刊行会の3冊』

株式会社国書刊行会様より、『私が選ぶ国書刊行会の3冊――国書刊行会創業50周年記念冊子』(2022年11月1日発行、新書版、135頁)をご恵与いただきました。お心づかい誠にありがとうございました。 総勢53名の知名の方々が寄稿されたもので、そのなかで、島薗…

一関と周辺の熊野信仰(1)

熊野権現のお告げ 令和4年(2022)10月23日(日)、岩手県一関市(いちのせきし)花泉町老松の老松みどりの郷(さと)協議会と宿(しゅく)集落の共催で「おらほのお宝めぐり」が開催されました。地元の義民である千葉惣左エ門供養地蔵尊と、同じく地元の道…

終戦の詔書と花巻 下村海南と髙村光太郎

令和4年7月5日、岩手県神社庁での会議のとき、花巻の鳥谷崎神社の稲田典之宮司より、髙村光太郎が玉音放送を聴いたのが同社務所であったことをご教示いただきました。 令和4年7月2日、岩手県立大学アイーナキャンパスで岩手民俗の会研究発表会が開催され、大…

わが里の祈り 高田念仏剣舞

矢巾町の川原博様より、同氏編集・発行の『高田念仏剣舞 「ケンベェ」の奥に ―わが里の祈り―』(令和4年3月31日発行、A4判、33頁)をご恵与いただきました。お心遣いに深く感謝申し上げます。 本書によると高田念仏剣舞は、浄土欣求や鎮魂供養のため主にお盆…

コロナ時代の教化を考える

第38回東北六県神社庁関係者連絡協議会が、令和4年6月28日(火)、郡山ビューホテルで開催されました。 主題は「コロナ時代の教化を考える」で、人口減少、地域社会の変容に加え、感染症流行により日常が変化する中、神社の教化(教育と感化)と機能のあり方…

福島の復興は重荷を背負って遠き道を行くがごとし

第49回東北地区婦人神職協議会総会並びに研修会が、令和4年6月22日(水)、双葉町産業交流センターで開催され、来賓(岩手県神社庁長代理)として参加しました。 対面での開催は3年ぶりとのことでした。 研修は、福島県神社庁長・丹治正博先生の「福島県の復…

『上閉伊〔遠野・釜石・大槌〕神社誌』

岩手県神社庁上閉伊支部編集・発行『上閉伊 遠野 釜石 大槌 神社誌』(令和三年十二月一日、A四判、一二一頁)をご恵与いただきました。誠に有り難うございます。 目次は次の通りです。 発刊を祝して(岩手県神社庁長 坂本広行) 発刊の辞(岩手県神社庁上…