コロナ時代の教化を考える

 第38回東北六県神社庁関係者連絡協議会が、令和4年6月28日(火)、郡山ビューホテルで開催されました。

 主題は「コロナ時代の教化を考える」で、人口減少、地域社会の変容に加え、感染症流行により日常が変化する中、神社の教化(教育と感化)と機能のあり方を考えることで、基調講演とパネルディスカッションの二部構成でした。都合により講演のみを拝聴させていただきました。

 基調講演は、「神社の役割・神職の役割―データから読み解く未来像―」と題し、野村證券株式会社金融公共公益法人部法人ソリューション課長の塚嵜智志先生より、昨年6月に実施した寺院・神社に関する生活者の意識調査をもとにお話を賜りました。

 東北地方は、氏神の認識が全国で最も低く、神棚に手を合わせる機会は北陸地方に次いで多いという結果は興味深いものでした。かつて柳田國男が、西日本と東日本とでは氏神観念に違いが見られると指摘していたのを思い出しました。