2012-01-01から1年間の記事一覧
昭和28年には加藤玄智編『明治・大正・昭和 神道書籍目録』と同時に、欧文書籍の目録 A bibliography of Shinto in Western languages, from the oldest times till 1952 (compiled by Genchi Kato, Karl Reitz and Wilhelm Schiffer, Tokyo: Meiji Jingu Sh…
標題の企画展が4月28日(土)から6月17日(日)まで、宮城県多賀城市の東北歴史博物館で開催されます。 伊勢神宮、賀茂御祖神社(下鴨神社)、出雲大社、鹽竈神社の歴史と人々の結びつきをたどり、神々への信仰がいかにして継続し、人々の精神や社会の再生が…
平成22年度より神社本庁と國學院大學研究開発推進機構とが共同で実施した「神社祭祀と御神木に関する調査」の報告書『神社と御神木・社叢』(笹生衛監修、加瀬直弥編集、渡邊典博写真、神社本庁他協力、國學院大學神道資料館・平成24年2月29日発行、B5判、12…
公益財団法人鈴屋遺蹟保存会 本居宣長記念館(吉田悦之館長)より『ふみの森探検隊通信』第3号(2012年4月1日発行)を御恵与戴きました。誠に有難うございました。 今年は「古事記編纂1300年記念」として数々の事業を計画しており、展示イベントや本居宣長に…
最後に、長井眞琴(1881〜1970)の推薦文「関係者の一人として」の後半部分を紹介します。 ややもして、神道を極限して解釈し勝ちであるが、そんな狭いものではなく、正に神ながらおのづからに生れ出た国の宗教とも言ふべきものであらうと思ふ。本書もその様…
リーフレットには柳田國男に次いで、河野省三(1882〜1963)「感激の推薦」を掲げています。ここではその後半部分を紹介します。 明治、大正から昭和の初年にかけての日本は、神道思想にとつても、固有文化にとつても、起伏多く意義深い時代であつて、此の間…
加藤玄智(1873〜1965)編『明治・大正・昭和 神道書籍目録』(明治神宮社務所、昭和28年11月3日発行、B5判函入上製本、本文707頁)には、拙著『明治聖徳論の研究――明治神宮の神学』(国書刊行会、平成22年)において、明治天皇・昭憲皇太后に関する書籍の…
イギリスの外交官であり日本学者のウィリアム・ジョージ・アストン(1841〜1911)は、アーネスト・サトウ、バジル・ホール・チェンバレンとともに、明治時代のイギリス人三大日本学者に挙げられます。北アイルランドで生まれ、クイーンズ大学卒業後に日本の…
鈴屋学会事務局(本居宣長記念館内)より、第29回鈴屋学会大会の案内等を受領しました。 第29回鈴屋学会大会公開講演会(4月21日〔土〕午後2時、松阪市産業振興センター3階、聴講無料)の講師は毛利正守氏(皇學館大学教授・大阪市立大学名誉教授)、演題は…
田口祐子氏の論文「現代における安産祈願の実態とその背景」(『神道宗教』第220・221号、神道宗教学会、平成23年1月、107〜129頁)を興味深く読みました。 東京都内の神社へのインタビューと、メディア(育児雑誌やインターネットの育児サイト)の分析をもと…
平成23年11月25日に宮城県神社庁で開催された第13回伝統文化セミナーの報告書『自然災害と復興〜先人の叡智に学ぶ2〜』(神社本庁広報センター、平成24年2月1日発行、A5判、97頁)を読みました。目次は次の通りです。 「はじめに」加藤健司(鶴岡八幡宮教学…
國學院大學伝統文化リサーチセンター編集発行の『モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践――文部科学省 私立大学学術研究高度化事業 オープン・リサーチ・センター整備事業 成果論集』、『國學院大學伝統文化リサーチセンター研究紀要 第4号』、『伝統文化のモノと心…
『神道関係文化財報告書〔西日本編〕』(國學院大學伝統文化リサーチセンター、平成24年2月発行、A4判287頁)を昨日、『岩手県上閉伊郡大槌町被災文化財調査報告書』(岩手歴史民俗ネットワーク、平成24年2月発行、A4判19頁)を本日受領しました。御恵与誠に…
照沼好文先生(元水府明徳会彰考館副館長、水戸史学会理事)より最新エッセイ「来日西洋人の日本学――アーネスト・サトウの場合」と「チェンバレンの『英訳古事記』について」が収録された月刊『すみよし』(広島市中区・住吉神社社務所発行)2月号、3月号…
島薗進先生より『日本人の死生観を読む――明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日選書、平成24年、本文244頁)を御恵与戴きました。 10年前に東京大学大学院人文社会系研究科で始められた「死生学」プロジェクトの機関誌への論考等をもとに書き下ろされた本…
大崎正治先生(國學院大學名誉教授)が『月刊若木』第752号(平成24年2月1日発行、14〜15頁)に寄せた「禍を転じて福と成す――災害から復興するもうひとつの途(みち)」を興味深く読みました。 日本の構造的経済不況や世界的な金融恐慌、原発事故、財政破綻…