民俗芸能講演会「若い世代に伝えるもの〜暮らしの中の民俗芸能〜」(続)

 
 矢巾町伝統文化活性化実行委員会主催の民俗芸能講演会「若い世代に伝えるもの―暮らしの中の民俗芸能―」に参加しました。
 講師の大石泰夫・盛岡大学教授は、東日本大震災後、被災者の心の支えとなった民俗芸能は、行政区画ではない信仰圏というべき〈地域〉の人々の〈祈り〉と〈喜び〉を表現するものであり、伝承のためには家族や地域社会が担っていた民俗教育が必要と提唱しました。
 これは民俗芸能のみならず、他の有形無形の伝統文化でも同様との示唆もあったように思います。