矢巾町民俗芸能調査報告会

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 矢巾町民俗芸能調査報告書刊行を記念しての報告会が平成27年3月8日(日)午後1時より、矢巾町文化会館(田園ホール)で開催されました。

 矢巾町伝統文化活性化実行委員会の松村正夫委員長が主催者挨拶の後、矢巾町伝統文化調査委員会の大石泰夫委員長(盛岡大学教授)が「矢巾町の民俗芸能総説」を報告。次いで「徳田地区の民俗芸能」について佐藤一伯調査委員(御嶽山御嶽神明社宮司)、「煙山地区の民俗芸能」について小西治子調査委員(もりおか歴史文化館学芸員)・安田隼人調査委員(秋田県小坂町教育委員会)が報告しました。休憩をはさんで「白沢神楽」の上演があり、「不動地区の民俗芸能」について中嶋奈津子調査委員(盛岡大学非常勤講師)・松前もゆる調査委員(盛岡大学准教授)が報告の後、会場からの質問に委員が答える時間が設けられ、伝承の大切さについて熱心な議論が交わされました。

 このような報告会の開催は矢巾町で初めての試みとのことでした。ご指導を頂戴した大石委員長はじめ調査委員の皆様、教育委員会の皆様、伝承団体の皆様に改めて感謝申し上げます。

 なお、今回刊行された『矢巾町文化財調査報告書第40集 矢巾町の民俗芸能――矢巾町民俗芸能調査報告書』(A4判132頁、1700円)、『矢巾町民俗芸能調査報告書 普及版 やはばの民俗芸能』(A5判32頁、800円)は、矢巾町歴史民俗資料館(月曜休館。ただし祝祭日の場合はその翌日)にて販売されています。