橋本政宣・宇野日出生編『賀茂信仰の歴史と文化 神社史料研究会叢書第6輯』(思文閣出版、令和2年4月30日発行、A5判上製、237頁)を、共著者の一人である森本ちづる氏のご高配により、出版社よりご恵与いただきました。誠に有り難うございます。
目次は次の通りです。
このうち、森本氏の論文は、上賀茂社に明治初期まで存続していた忌子と呼ばれる女性祀職が、本殿御戸開帳神供奉献で祭神の御側近くに祗候したことや、主に神田神事などの稲作儀礼に奉仕したことを明らかにし、伊勢の神宮の子良や大嘗祭の造酒児と共通する要素がみられることなどを指摘しています。