三陸大槌町「郷土芸能かがり火の舞」

 小鎚神社の松橋知之宮司より、大槌町郷土芸能保存団体連合会主催の「郷土芸能かがり火の舞」という行事についてご教示いただきました。5月より9月まで隔週土曜日の午後7時30分より、かがり火が焚かれた小鎚神社境内において町内の民俗芸能2団体の上演会を開催し、大槌まつりの前夜祭(宵宮)の雰囲気を観光客に楽しんでいただく企画です。

 7月8日の行事を見学したところ、その夜は松の下大神楽、陸中弁天虎舞が境内の神輿庫前の広場で上演され、司会者が保存団体の代表にインタビューする時間や、観光客と演舞者の記念撮影の機会も設けられていました。

 大槌町郷土芸能保存団体連合会の「郷土芸能かがり火の舞」は、自治体や観光関係者などによる令和3年(2021)の東北デスティネーションキャンペーンや令和4年(2022)の北東北三県大型観光キャンペーンの特別企画として実施されました。コロナ禍ながら多くの観光客に好評で、令和5年(2023)より定期的に開催することになったといいます。大槌まつりの魅力を観光資源として活用し、各芸能の保存活動にも貢献しているように思われます。

(撮影機材:α99, at-x270)

 

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