藤本頼生『東京大神宮ものがたり』

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 藤本頼生様より『東京大神宮物語――大神宮の一四〇年』(錦正社、令和三年、四六判、328頁)をご恵与いただきました。誠に有り難うございます。

 神宮司庁東京皇大神宮遙拝殿として創建され、「東京のお伊勢さま」と親しまれる東京大神宮の歴史を史料や写真をもとにわかりやすく紹介したものです。

 目次(抄)は、「はじめに」、「大神宮の名称・呼称についての解説――本書を読む方のために」、第一編「大神宮創建の経緯をたどる――日比谷時代から飯田橋移転までの大神宮の歴史」、第二編「神前結婚式と礼典・大神宮――神前結婚式の創始と起源・発展をめぐって」、第三編「大神宮あれこれ――大神宮の不思議を探る」、「参考文献・論文一覧」、「あとがき」となっています。

 著者は「はじめに」で、「本書の発刊を通じて一般の人々に大神宮をより親しみのある社として感じてもらえる一つのきっかけになれば」と述べています。

 「神宮大麻・暦の頒布と大神宮」の章など、神宮の崇敬奉賛に関する記述も多く、神社関係者にとって必読すべき一冊といえます。